人のMBTIタイプにあわせたAIを活用したコミュニケーション

今の職場には色んなタイプの人がいる。MBTI診断でいうFタイプ(感情や共感を重視するタイプ)や、S/Jタイプ(現実的な感覚や手順・基準を重視するタイプ)など、私(INTP:理論や概念を探求し、物事の本質を解き明かそうとするタイプ)とは違う「脳の利き手」を持つ人とは、コミュニケーションがすれ違いやすい。

INTPの私がENFPタイプの人とグループの課題について話すと、「そもそもグループに問題はないですよ。みんな優しく主体性のあるいい人達です。完璧主義なんですか?」と、こちらの捉え方の問題にすり替えられてしまったりする。

また、ISFJタイプの人と進めているプロジェクトで目的の明確化を求めても、「Aの要素もあるしBの要素もある。●●さん(私)も一緒に議論しましたよね?」と返されてしまう。確かに議論の場にはいたが、私が知りたいのはA要素とB要素の優先順位や具体的に制度へどう落とし込むかだ。だが、その意図が伝わらない。

一方で、そのISFJさんは他部署へ説明する資料の分かりにくさや画面の切り替えなど、細かい部分にはよく気づいてフィードバックをくれる。

それなのに、自分が他部署との交渉で落ち込み、急に私に交渉担当をふってくる。しかし、私が交渉に困っていると「それ前に議論しましたよね。決めた基準通りに進めたらいいだけじゃないですか?」「そもそも、なんでそんなことになってるんですか?」と返してくる。自分への態度と私への態度のギャップに、どうしてもモヤモヤしていた。

「脳の利き手」が違うと、そもそも何を重視するのかが異なり、モヤモヤするのだと思う。

モヤモヤ対策にAI活用

そんなモヤモヤに少し光が見えてきたのが、AIの活用。

①ENFPタイプへの活用

ある日、ENFPタイプの人がワークショップのリーダーとして「とにかく『チームの理想の姿』を拡散した議論をして、理想のチームを目指そう!」という進め方を提案してきた。 私を含めた数人が「会社から求められている業務範囲や行動規範とどう整合性を取るんですか?(拡散した議論をどう収束させるのか?)」と問いかけても、ピンと来ていない様子。「皆さん、問題点から議論することに慣れていて、理想から議論するのが難しいのかもしれませんね。」と見当違いな答えが返ってきた。

さらに「そもそも業務に活用されなくてもいいワークショップなんですか?」という質問に、「活用されなくてもいいし、活用できたら最高!」と答えていて、見かねたグループ長が慌てて「活用します」と補足していた。

後日、このミーティングの発言録をGoogleのAI「Gemini」に読み込ませて分析させてみた。

まず、私から見たENFPタイプさんの発言から、MBTI診断で何タイプかGeminiに診断させてみた。というのも、グループ内でMBTI診断ワークショップをしたときに、ENTPタイプだと答えておられて、私の印象と違和感があったため。

Geminiも「皆さん納得していますか?」「皆さんが進めやすければ、AでもいいしBでもいい。」と、周囲の人の気持ちを重視するファシリテーションをしているのでFタイプだということ。そしてワクワクする未来や理想を語るのが好きなのでENFP」という見解で、私の違和感が裏付けられた。

では、そんなENFPさんに「いかに議論を収束させるか」「課題にどう向き合うか」をどう伝えたらいいのか? これもGeminiに聞いてみた。自分が伝えたいメッセージを書いた上で、こう質問してみたのだ。

「このメッセージを、ENFPタイプの人に伝わる言い方に変換して」

すると、私が普段意識しない次のメッセージを入れるようアドバイスしてくれた。

  • 冒頭に「未来を考えるのってワクワクしますよね!」など、共感を重視するENFPタイプの人に共感できる部分を示すこと。

  • 「課題」や「問題」という言葉は「こんなに良いチームなのにあら探しをしている」と受け取られかねないため、「私たちが考えた理想と、会社の求める基準を組み合わせて、よりパワフルな案を作るにはどうしたらいいと思いますか?」とネガティブワードを避けて表現すること。

②ISFJタイプの人への活用

ISFJタイプの人とのPJについてもGeminiに聞いてみた。

そもそもISFJタイプの人は、ゼロから目的を構造化して考えるよりも、決まったフレームワークに情報を当てはめる方が得意な傾向があるらしい。「フレーム作成は私、その後の運用は任せる」という役割分担にした方がスムーズなのだそうだ。(今回は主担当に考えてほしくて粘ったものの、スケジュールの都合で結局私がフレームを作ることになった。)

また、「自分に甘く私に厳しい」と感じていた態度の違いについても聞いてみた。
SJタイプの人にとっては「決めた基準通りに進んでいるか」が最重要であり、「基準通りに進めた方があなたもラクなはず」という善意や合理性で発言している可能性があるという。
自分にはF(感情)で接し、私にはJ(規範・基準)で接してくる点へのモヤモヤは残りつつも、「悪意があって言っているわけではない」という可能性があるだけで、気持ちが少しラクになった。

さいごに

もちろん、Gemini(AI)の言うことがすべて正解とは限らない。メールやチャットならAIを通して「翻訳」できるが、リアルの対話は人間同士なのでぎくしゃくすることもある。

とはいえ、「相手はただ自分とは違う捉え方をしているだけかもしれない」「こう伝えれば伝わるかもしれない」という選択肢や可能性が見えるだけで、少し気持ちがラクになる。今後も試行錯誤を続けていきたい。

AIで生成した画像

 

母でも会社員でもない日を自分にプレゼント③~急遽、尾道へ!尾道市立美術館で山本基さんの塩のアートに出会う~

直島・宇野港旅行の続き

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●尾道へ

パワーエックスさんの見学の後、もともとは瀬戸内産業芸術祭の児島での展示を見つつ児島ジーンズストリートを見学しようと思っていた。

ただ、今回の旅行のそもそもきっかけは、去年の瀬戸内国際芸術祭で見た山本基さんの作品が心に残っており、今年、瀬戸内産業芸術祭に作品を展示されているため開催期間にあわせて旅行を計画した。(結局、チケットが完売で、予定していた会場では見られなかった……)

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どうしても山本基さんの作品を見たい!という気持ちがどんどん強くなってきた。尾道市立美術館で山本基さんの個展が開催中のため、急遽行先を尾道に変更した。

www.onomichi-museum.jp

岡山駅にむかう車中で新幹線のチケットをとり、福山にむかう。福山から尾道までの電車の時間を調べると、13時12分の後は13時52分まで待たなければいけない。。

旅先での待ち時間はもったいないので、お昼は岡山のコンビニで弁当を買い、新幹線の車内で食べた。

ところが、3連休初日の混雑で新幹線が遅延!改札口から出るのにも少し時間がかかり13時12分発の電車に乗り遅れてしまった!!
しょうがないので、福山駅の改札口すぐにあるおみやげものショップで、おみやげを買って時間をつぶす。
福山駅は在来線でもホームの他に改札口を通ったスペースにも、待合のイスが設置されている!!大阪だと15分も待てば次の電車が来るので、改札内に待合イスがある駅は見たことがなく新鮮だった。

●尾道市立美術館への道

尾道駅に到着後、駅の北口から出てGoogle Mapを見ながら尾道市立美術館までの道をたどったが、想像以上のものすごい坂道だった!!
自分以外にこの道を通ってる人がほとんどいないので、メジャールートはロープウェイで登るルートなんだと思う。
「15分くらいだし歩けるやろ!」と判断した、過去の自分を恨む・・・。


途中、飲み物が切れて死にそうだったけれど、道中のbakery&cafe holoholoさんで購入したレモネードを飲んだり景色を見ながら持ち直す。汗だくになりながら、尾道市立美術館に到着した。


●白きうみへ 山本 基さんの作品

山本さんの作品は塩を使って表現されているものが多い。
3枚目の写真のように、1筋1筋、丁寧に塩の筋を作って表現されている。作品の静謐な雰囲気や瀬戸内海の海を表現したダイナミックな構図が好き。

はじまりの海

会場には、能登半島地震に寄り添う作品も展示されていた。写真右側の作品の階段部分は能登半島地震で壊れてしまった作品の一部だそう。

そこで、復興の想いを込めて壊れてしまった塩をレジンに閉じ込め、失われた階段を再現したそう。一度、階段は壊れたけれど、再び美しい作品として再現された姿勢に感動した。

塩が閉じ込められたレジン。氷の気泡のように見えて、本当にキレイだった。

展示会では山本さんの作品を作り始める経緯や初期からの作品の移り変わりも展示されていた。20代の頃に妹さんを亡くされ、時間とともに変化していく緑青や鉄錆に、命が失われる衝撃をたくしたそう。
その後、塩をモチーフにした作品に移行していく。

現在は塩を描くのと同じ手法でアクリル樹脂での作品も、制作されているそう。個人的に塩の場合、会期の終わりに壊されてしまうため、アクリル樹脂で長い期間楽しめるのは嬉しい。

アクリル樹脂で描かれた作品

当初、「尾道までの移動が面倒くさいな~」と思い、行くのをあきらめていたが山本さんの作品を数多く鑑賞でき、作品に込められた想いもわかり行ってよかった。

●千光寺

せっかく尾道まで来たので、帰り道は千光寺で無事に旅を終えられたお礼の参拝してから駅までむかった。

●帰宅してから

長男は無事に修学旅行から帰ってきて、楽しそうに思い出話しを聞かせてくれた。

次男は「寂しくなかった。」と言いながら、気づいたら私の膝の上に頭を乗せて、おしゃべりしていた。まだまだ、ちょっと甘えたいお年頃。

1人旅のお休みをプレゼントしてくれた家族に、感謝!!

母でも会社員でもない日を自分にプレゼント②~宇野港・瀬戸内産業芸術祭パワーエックス編~

直島1人旅行の続き。

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●UNO HOTEL

フェリーで無事に宇野港に着き、今夜の宿「UNO HOTEL」に向かう。ロビーには白人の団体旅行客がたくさんおられ、スタッフが英語でホテルの注意点やお風呂の場所などを説明されていた。

今回私が予約したのは、ベッドだけがあるセパレートルーム(女性専用)。扉もなくカーテンのようなもので仕切られているだけ、お風呂・トイレ・洗面台も共用なので、静かに過ごせるか・夜眠れるか少し心配しながらのチェックインとなった(寝るだけなので費用をケチった……!)。

女性8人が眠る部屋に入るためにはカードキーが必要なので安心。ベッドで過ごしていても静かだし、隣のベッドとも壁で仕切られていて通路も薄暗いので、夜暗くして眠れそうで一安心。

泊まったお部屋

UNO HOTELの近くにある「たまの湯」を利用できるプランにしたので、晩御飯はたまの湯のレストラン「海廊」さんでいただいた。いろんな料理を少しずつ食べるのが好きなので、こういう和食セットはありがたい!!

ホテルから温泉に行く道を英語で聞かれたり、レストランの隣の席も海外の方だったり、露天風呂にも白人女性が入っておられたり……と、会う人の半数以上が海外の方という印象。

露天風呂に入っておられる白人女性の方が、少し緊張した顔で三角座りしておられたので、寝ころべるスペースで寝てみたり、目をつぶって入ってみたり……と、「ローカルのジャパニーズはリラックスして温泉に入ってるから、あなたもマナーとか気にせずのんびりしてね……」と、心の中でそっと想う。

温泉に入って漫画を読んだら眠くなったので、22時くらいに寝て朝までぐっすり眠れた。

朝、共用の洗面スペースを使っていても、入ってくるのは海外の方が多い。「Good morning!」とあいさつしておけば間違いないが、たまに東アジア系の方が入ってこられると日本人か海外の方かわからず、ちょっととまどう。

共用の洗面スペース、ランプやスツールがカッコいい!

朝からしっかり食べられるタイプなので、旅先では朝から何品も食べられる朝食付きのプランを選択。写真奥の、野菜や果物のジュースが素材の味がわかって美味しい!紫キャベツと豆乳のジュースがお気に入り。レストランの内装もおしゃれでテンションが上がる!!瀬戸内海をイメージした、青モチーフの内装かな?

 

9時30分頃の電車に乗る予定だったので、まずはコンビニで不要になった荷物を送る。コンビニも自分と店員さん以外は白人のお客さんばかりだった。

その後、宇野港やホテルを周辺を散策。 宇野港付近には瀬戸内国際芸術祭の作品がそのまま展示されており、いくつか鑑賞できた。

①宇野のチヌ
不用品で作られた作品。青空にカラフルな作品が映える!!遠目で見るとカラフルな魚だけれど、近くで見ると鍵盤ハーモニカや傘が見えて面白い。小さい方のチヌは口から滑り台になっていて、実際に滑ることができた!

チヌ

小さいチヌ。口から滑れる。

②舟底の記憶

ノルウェーで使われていたスクリューに不要になった鉄製品を組み合わせた作品。

③THE HOME

作品の表面が鏡のように自分を映しだして、面白い。

宇野港の景色も美しい

散策した後、少しのんびりしたいので、ホテルに戻り共用スペースでお茶を頂く。色んな種類の日本茶を自分でいれて頂くことができて、お茶好きには嬉しい。
館内にも色んな作品が展示されていて、アートの島の玄関口・宇野港のホテルにふさわしい演出。ビジネスホテルと観光向けホテルの違いは、こういうところなんだろうな~。

●瀬戸内産業芸術祭パワーエックス

「瀬戸内産業芸術祭」は今年から始まった、工場見学とアート作品を組み合わせたイベント。
「あまり知られてないだろうし、予約もすぐ取れるだとう・・」と油断していたが、3週間前時点でチケットが完売になっている作品もあった。
今回は宇野港からも近く、よい時間帯で予約できた蓄電池メーカー パワーエックスさんの工場を訪問することにした。

www.sai-art.jp

パワーエックスさんの工場へは、宇野駅から1駅移動し、備前田井駅から徒歩で20分くらい。

宇野駅も備前田井駅もエステル・ストッカーさんのデザイン。電車に乗るのにドアの隣のボタンを押して開けなきゃいけなかったり、備前田井駅が無人駅だったり、久しぶりに線路を横断する踏切を渡ったり・・と、旅先ならではの経験をする。

宇野駅

備前田井駅。駅舎だけでなくコンクリートの壁面にもデザインがある。

久しぶりに線路の上を横断した

Google Mapを見ながらパワーエックスさんの工場を目指して歩く。民家の間を10分くらい歩くが、大きいお家が多い。Geminiに聞いてみると三井造船の企業城下町として栄えて経緯があり、瀬戸大橋ができるまで宇高連絡船の発着駅として人の往来が多く、経済的に発展した町だそう。

海水をひいた川に船が置かれているような、海辺のまちならではの風景を眺めながら歩く。思ってたより暑く、汗だくになった!

パワーエックスさんの工場は、建築家 妹島和世さんのデザイン。外観も内装も工場とは思えないオシャレさ。少子高齢化が進む中で、「働きたいと思ってもらえる工場」であるために、低騒音性や全館空調を実現しているそう。
撮影はできなかったが、工場エリアは天井から自然光を取り入れ、金沢21世紀美術館にも使われている光を反射する床材を使用していて、明るい雰囲気だった。

工場見学では、工場のほかに「蓄電池が果たす役割」についても教えていただいた。EV(電気自動車)が普及すると急速充電が必要になるが、一時期に大量の電気を使う必要がある。

一方、電気はさまざまな発電施設で作られており、需要と供給をうまく調整しないと停電が起きる。また、需要がないタイミングで発電された太陽光発電のエネルギーは、捨てられるケースもあるそう。

そこで、太陽光発電など自然エネルギーで発電した電気をためておくために必要なのが、パワーエックスさんで作られている蓄電池。下のような蓄電池からEV車へ充電できる設備などを製造されている。

パワーエックスさんで展示されていたのは、黄色いランプがランダムに点滅する作品。黄色い光は発電設備を表していて、発電できるタイミングはまちまち。

一方、床に映る黄色い光は一定の明るさで照らされている。点滅するライトと床の光の間の空間にあるのが、蓄電池というメッセージだそう。蓄電池の意義を勉強した後で作品を見ると、作品のメッセージがよくわかる。

点滅するライトたち

床は光がまんべんなく照らされている

この後、1時間に1本しか電車がないので、乗り遅れないよう早歩きで駅に向かった。

母でも会社員でもない日を自分にプレゼント①~直島編~

去年、大阪・関西万博の開催中に、夫と私それぞれ別の日にソロで1日丸々万博を楽しむ日を作った。
子供の機嫌や体力を気にせず、自分のペースで見たいものを見られる体験がとても良かった。大阪・関西万博での「ソロ万博」は、夫婦そろって家にいなくても「1日くらいなら家はどうにかなる!」と気づかせてくれるきっかけになった。

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その後、1人旅に行くタイミングを見計らっていたが、仕事が落ち着くタイミングが見えてきたので、自分へのご褒美1人旅に行くことにした。
行き先は、去年、瀬戸内国際芸術祭で気になりつつも「船に乗れない人が出るほどの大混雑」と聞いてあきらめた直島。今回はその玄関口でもある岡山の宇野を拠点に、現在開催中の瀬戸内産業芸術祭を見学することに決定した。

●出発前の準備

体力的に土日の旅行はヘトヘトになるし、混むのは避けたい。というわけで、10月2週目の金曜日(有給休暇)+土曜日のプランで日程を組んだ。
私の仕事の都合と瀬戸内産業芸術祭の開催期間で日程を決めたが、ちょうど長男の修学旅行期間と重なってしまった。

家に夫と次男しかいなくなるため「寂しくないか」と次男に相談したところ、 「にいに(お兄ちゃん)が入院してる時は、いつもマザーかファザーしかおらんかったけど大丈夫やったやろ!」 と、逆にさとされてしまった……。子供は親が思うよりもたくましい。

1日の寒暖差が激しい季節。前日の夜、次男を迎えるために駅で10分ほど待っている間が非常に寒かったので、厚手のパジャマや腰に巻くスカート(暖スカ)、カイロなど防寒対策を多めに用意した。(結局、海辺のホテルは夜も温かく、もっと軽装備でよかった……)

●宇野から直島へ

そんなこんなで無事に出発。9月は雨が多くてお天気を心配したけれど、気持ちのいい秋晴れの中出発できた。

新大阪から新幹線に乗って岡山へ。新大阪の構内も新幹線の乗客も、海外からの旅行者っぽい人が多い!岡山駅から宇野駅までの在来線も、半分以上が海外の方ではないだろうか……。国内旅行だけど海外旅行気分を味わいながら、車窓の景色を楽しむ。

宇野駅に着くと、まずは予約していた「UNO HOTEL」に荷物を預かってもらう。宇野港に近いホテルを予約しておいて本当によかった! フェリーに乗り込み、いざ出発!雲一つない晴天の瀬戸内海が、本当にキレイ!

20分ほどの航海中はデッキで過ごした。瀬戸内海の島々を眺めたり、たまたま出会った乗客同士が手作りの草間彌生さんモチーフのキーホルダーをプレゼントして「So cute!! KAWAII!!」と言い合っているのをほほえましく眺めているうちに、あっという間に到着した。

●レンタサイクル

まず、予約していた「T.V.C.レンタサイクル」へ。
船が陸に着いてからゆっくり降りてすぐに向かったけれど、すでに5組待ちだった。休日はもっと並ぶだろうから、休日にレンタルされる方は船が着く前から乗船出口付近に並んでおいた方がスムーズかもしれない。
自転車のカゴに直島の地図を載せてくれているのも嬉しい!

 


●ランチ

ランチは「Gumbo Hut Shioya」さんで、アメリカの家庭料理ガンボをいただいた。

最初、Google Mapを見ながらお店を探していたけれど迷ってしまい、島唯一のセブンイレブンまで行ってしまって行き過ぎたことに気づく。探しながら戻った場所は、レンタサイクルT.V.C.さんから1本だけ内陸側の道、「直島銭湯 I♥湯」のお隣だった。

ティーカップもレトロでかわいい!

カレーのようなスパイシーな味に、セロリが効いていておいしい。その感想をお伝えしたら、カレーとはルーツが別でアメリカの家庭料理だと教えてもらう。
アメリカっぽい音楽を聴きながら、アメリカっぽい内装のお店でいただくランチは楽しい。普段、子供たちが和食や餃子の王将好きということもあり、海外の料理をその国の雰囲気を再現した空間で味わえるのも1人旅ならではの楽しみの1つ。

店内もレトロなアメリカの雰囲気

●地中美術館

予約していた地中美術館まで、サイクリングで移動。直島パビリオンを見たり、オリーブの公園から海を見たり、海沿いの美しい景色を見ながらのサイクリングは気持ちいい。宮浦港から写真を撮りながら自転車でゆっくり移動して、25分くらいで到着した。

直島パビリオン

 

 

地中美術館の駐輪場に自転車を停めて美術館まで徒歩で移動。途中にモネの睡蓮をモチーフにした池の隣を歩いていき、心にくい演出にワクワクする!!


地中美術館に入ると、安藤忠雄さん設計のコンクリート打ちっぱなしの薄暗い廊下を進む。


その先にはコンクリートに囲まれた庭園がある。瀬戸内の明るい光に照らされると、光と影がはっきり分かれてよりカッコいい。この他にも、白い石を敷き詰めてコンクリートの壁に囲まれたスペースもあり、石庭をモダンにアレンジしたような雰囲気だった。

この後は、撮影禁止だったので文章でお届け。

①クロード・モネの部屋

薄暗い前室を抜けると、目の前にモネの睡蓮の池の絵が広がる。子供の頃、モネの睡蓮の池のポストカードを机に飾ってたので、思春期の頃の自分への期待と不安な気持ちが入り混じった感情を思い出し、胸がいっぱいになった。

他にも睡蓮の池をモチーフにした作品が合計5点展示されている。同じモチーフだけれど、色合いも描き方も異なっていて、常に新しい描き方を模索していたことがよくわかる。近づいて太い筆の跡がはっきりわかるのを確認したり、離れて見ることでバラバラに塗られていた色がキラキラと光りを反射する水面のように見えたりと、色んな角度から鑑賞できた。

もともと、家から1時間で行ける京都の大山崎山荘美術館でも、安藤忠雄さんの建築の中でモネの睡蓮を楽しめるため、地中美術館に行くかどうか少し迷っていた。けれど、違う空間で味わう、違うモネの睡蓮もまた素晴らしく、来てよかった。

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②ジェームズ・タレル

白い壁・白い床の部屋に天井から空が見える。雲1つない真っ青な空が、まるで天井に描かれた壁画のように見える不思議な体験。他にも階段を登り、光の中に入れる作品など、不思議な経験ができた。

③ウォルター・デ・マリア

階段の中段に、花崗岩でできた大きな球体が展示されている。球体は自分や階段・天井の窓を映し、見る角度によって映るものが変化する。壁には金箔をほどこした彫刻が配置されていて、どこか神社のような厳かな雰囲気。
階段の思い思いの場所から、作品を鑑賞している人が多かった。天井の窓や天井の端から日光が差し込む設計なので、見る時間帯によって表情が変わるそう。

作品のいくつかは、地中美術館サイトから、確認できる。

benesse-artsite.jp

④地中美術館のカフェ

たっぷり鑑賞したのと、小腹が空いたのでカフェで一休み。トルティーヤとせとぽん(柑橘のスライスの入った甘めの飲み物)を頂いた。


屋内で頂いたけれど、テラスで頂くこともできたみたい。テラスからの絶景を見ながら食べたかったな~!

地中美術館のカフェのテラス席

テラス席から見える絶景

●南瓜

地中美術館を堪能したのち、黄色の南瓜を目指す。

青い空と青い海に、南瓜の黄色と影の陰影が映えてめちゃくちゃキレイだった。草間彌生さんのドキュメンタリーを見ていると、草間さんは下書きなしにどんどん描き進めるタイプの画家だったよう。

この美しい景色をイメージしながら、迷わず筆を走らせたんだろうか・・。

砂浜も美しく足首まで海に入って楽しんでおられる人もいた。

●家プロジェクト歯医者

歯医者さんだった建物をまるごとアートに改装しちゃった、家プロジェクト歯医者。

外観からして、ただものじゃない雰囲気を感じる。

建物の中も部屋ごとに個性的。青い壁に天井と窓だけ日本家屋のパーツが残っている。
夜、海に沈んでいくような夢を見て、目を覚ますといつもの天井が見えてほっとするようなそんな感覚になる。

子供の落書きみたいな廊下を抜けると、トイレはポストカードが敷き詰められてポップだったり、和室に自由の女神が出てきたり。なんだか子供が自由に好きなものを飾ったみたいな、ワクワクする家だった。

 

 

●家プロジェクト 石橋

製塩業で栄えていた石橋家の家屋の中の展示。立派なお庭を見ながら、襖絵を鑑賞する。

心揺さぶられたのは、倉の中で鑑賞するこちらの作品。分厚い壁に囲まれ、静寂の薄暗い倉の中で滝の絵に囲まれると、無音の世界に自分1人だけが存在しているような不思議な感覚になる。この場所にあわせて作られた作品だからこそ、味わえる感覚なんだろうな~。

滝の絵を見た倉


●南瓜(赤)

レンタサイクルを借りた宮浦港から宇野までの船は、17時35分の次は19時代までない。石橋を鑑賞し終えた時点で、16時30分くらいだったので、早めに宮浦湊に向かいレンタサイクルを返却した。手続きに時間がかかるかな・・と思っていたけれど、返却するだけでよかったので、拍子抜け。

その後、最初に鑑賞できてなかった赤色の南瓜をゆっくり鑑賞。夕暮れの長い影と一緒に撮影した。

 

●まとめ

大阪で美術館でアート作品を鑑賞する時は、建物は変わらず展示品が時期によって変化することが多い。

一方、直島のート作品は、作品と場所が同時に設計されたものが多く、空間全体を楽しむ工夫がされているものが多かった。作品間の移動中も、美しい瀬戸内海を見たり集落の狭い路地の間を通らせてもらったり・・と、島の雰囲気や景色を存分に楽しむことができた。

新制度への反応タイプ別・成長の軌跡 ~イヤイヤ期・なぜなぜ期・思春期、そして大人~

今年の1月から、勤務先の研究開発部門で組織横断的な新しい仕組みを導入するプロジェクトを担当していた。 数十あるグループに新しい枠組みでの運用を依頼し、それをもとにメンバーの状況を評価・可視化してもらう、という大掛かりなものだ。 

進めていく中で、視座の高い提案をくれるグループがある一方で、前に進み難いグループもあった。 そこでふと、この新しい制度に対する反応の違いは、「子供の成長プロセス」に似ていることに気がついた。4つの段階に例えてみたいと思う。


① イヤイヤ期

自分達の仕事に何かをプラスオンされることが、とにかくイヤ。自分達のやり方に他部署が介入するのもイヤ。「どうせ形骸化する」と難色を示す。 
しかし、「事務局の提示したフォーマットではなく、そちらの好きに作成・アレンジしてもいいですよ」と譲歩すると、「それはちょっと…」とひるむ。代案は出ず、とにかくあれこれ反対するタイプ。
日々の業務に追われ、新しいことを受け入れる心理的余裕がない状態とも言える。

 

② なぜなぜ期
「なぜやるのか?」を納得するまで質問するタイプ。目的さえ腹落ちすれば、しっかりと進めてくれることが多い。

 

③ 思春期
目的に対する質問の後、納得できない部分について自分達なりの案を考え始める段階。 「新しい基準でメンバーのレベルを評価すると、グループ歴が長くても該当項目の評価が低い人が落ち込んでしまう」など、制度に対するリスクを指摘してくる。
会社全体がどうかというよりは、「自分のチームのメンバーがどう思うか」を最優先に心配する身内想いのタイプ。

 

④ 大人
目的に対する質問の後、高い視座で提案ができる段階。
「等級評価など既存の評価尺度とうまく連携してほしい」「全ての業務プロセスを網羅的に適用するのではなく、人によってばらつきが大きいプロセスに絞るべきでは?」「研究開発というトライ&エラーを繰り返す部署において、『業務を完遂できる』という定義はそぐわない。トライ&エラーも含めた実態に即した評価尺度を設計すべき」など、制度を設計する側と同じ視座で考えてくれる。

プロジェクトを進める中で、最終的に現場が運用しやすい形に制度を整えていく際、ベースになったのは当然ながら「④大人タイプ」のグループからの提案だった。

今回のプロジェクトに限らず、多くの業務において「大人タイプ」のグループは、目的を正しく理解した上で、より現場が回しやすい代替案を提示できる。 その結果、会社全体の制度は「①イヤイヤ期タイプ」の意見ではなく、「④大人タイプ」のグループにフィットする形に調整されていく。

全体最適の高い視座で建設的な提案をすることは、結局のところ「自分達が仕事を進めやすい環境」を整えることにつながる。

私自身も今後、何か新しい変化を求められる側に立った時は、まずは「イヤイヤ」と拒絶するのではなく、代案を出せる「大人」でありたいと感じた。

 

中3長男との大阪1日旅行~ゴッホ跳ね橋・新世界・中之島散策~

中3長男と小5の次男を育てているが、2人の性格は若干違う。

次男はインドア派で内気タイプ、長男は興味を持つと出かけるのも苦にならないタイプ。ただ、2人ともマイペースで頑固者。
そんな2人を連れての家族でのお出かけは、家族全員の合意を取るのが難しい。

小さい頃は子供達の行きたい外食先があわず、長男と夫、次男と私のように2組に分かれて別々の店で食べ、後から合流することもあったほど。

そんな中、なんとか家族の意見がまとまり、大阪あべのハルカスで開催されていたゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち(ヴァルラフ=リヒャルツ美術館所蔵)に出かけてきた。

●ゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち展


私にとってゴッホの跳ね橋は、中学生の美術の時間に模写したことがあり、思い出深い作品。

大阪では同時期にフェルメール展も開催されていたけれど、とはいえゴッホも好きな人が多く混みそうなので、開展30分前から並び9時45分すぎには入場できた。

美術館は展示された順番とおりに鑑賞する人が多いけれど、私はゴッホの跳ね橋はどうしてもゆっくり見たかったので、まず夫と2人で奥にある跳ね橋に直行した。(長男と次男は順番に見るとのことで、一旦自由行動とした。)

実物を見ると、雲の表現や微妙な色合いがわかって面白い。ゴッホが生涯で描いた跳ね橋は5作品あり、私が模写した作品とは別だったけれど、実物を至近距離で見ることができて感動した!

長男は跳ね橋などの風景画に描かれた日本との植生の違いや、色の重ね方が面白かったらしい。私は雲や水面の表現が面白かった。離れて見ると雲や橋の石垣を映した水面に見えるけれど、近づくと雲は白い絵具をグルグル重ねていたり、水面は黄色の線を描いていたり・・で表現している。
絵画全体でどう見えるか確認しながら、色を重ねて描いたんだろうな~。

 

雲の表現が面白い。グルグル書いてるだけだけど、離れると雲に見える!

水面の表現も、黄色の線で表現していて面白い。

次男は、下の作品が気に入ったらしい。理由を聞くと、「気に入ったものは、気に入ったんや!」と言っていたけれど、「この点々みたいな描き方がいいの?」と聞くと、「そう」とのこと。点描で描かれているのに、絵画全体としては輪郭がなめらかに見えるのが面白かったようだ。

絵画を家族で鑑賞すると、着目するポイントが違うので発見がある。感想を言い合う事で自分の考えたことを言葉にする練習にもなってよい!!

 

ポール・シニャック カポ・ディ・ノリ

 

他にも印象派の作品が多く展示されていて、私はルノワールの輪郭がぼやけたように見える書き方や、光を感じる明るい色合い、モネの同系色を多用しても、物の形が伝わる表現が面白いと思った。

ルノワール ヴィルヌーブ=レ=サヴィニョン

モネ アニエールのセーヌ河

 

●あべのハルカス散策

美術館の後、ゆっくり見る派の私と長男はあべのハルカス美術館は16階にあるので、16階の庭園から風景を堪能。

さすが16階、めちゃくちゃ見晴らしがいい!!

 

一方、サクサク見る派の夫と次男は、17階のコンビニでおやつタイム。カフェに入るほどではないちょっとした待ち時間は、コンビニのイートインスペースが便利!

ここで、次男は「疲れたので帰る」といい、長男は「もう少しぶらぶらしたい」とのこと。そこで夫が車で次男を連れて帰り、私と長男は散策した後、電車で帰ることにした。

まずはあべのハルカスビルに入ってる会社をチェックする社会派長男。大阪の一等地にテナントを構えられる企業はどんな業種かについて、考察していた。

 

●天王寺散策

 

長男も特に行きたい目的地があったわけではなかったので、とりあえずあべのハルカスから通天閣まで、歩いてみることにした。

あべのハルカスのすぐ近くに、オシャレなカフェが並ぶ公園があり、小さな子供達が楽しそうに遊んでる。都会の子供達にとっては、ここが最寄り公園なんだろうな〜

大阪在住でも、、モニュメントを見るとちょっと観光気分になって嬉しい

大阪市立美術館の趣のある洋館を見たあと、少し歩くいて動物園を越えると一気に雰囲気が変わり新世界へ!

学生の頃に来た時は、ごちゃごちゃして小汚い街だったけれど、今はキレイな観光地に様変わりしていた。あべのハルカス周辺のオシャレな雰囲気とは違って、下町テーマパークという感じ。

面白い看板が多い

せっかくなので、2度漬けごめんで有名な串カツだるまさんで、ランチを頂いた。



串カツのセットとお茶漬け、キャベツを頂いたら、私も長男もお腹いっぱいだった!美味しかったので、串カツはもう少し軽めセットでよかった。

ジャンジャンセット。串カツ9本とドテ煮付き。

通天閣を見て通天閣の下をくぐって、そのまま商店街を散策したら、堺筋線恵美須町駅に到着した。



●中之島散策

このまま帰ってもよかったけれど、長男がもう少し散策したいというので、堺筋線沿線でアクセスしやすい中之島を散策した。

中之島エリアはキレイな建造仏が多く、私もゆっくり散策したいと思ってたので、ちょうどよかった。

まず、安藤忠雄さん建築の子供本の森中之島を外から見学。中に入るには予約が必要らしい。

次に、中央公会堂を見学。

中央公会堂(写真は晴れた別の日に撮影したもの)

中央公会堂は勤務先の好きなものを紹介しあった時に、挙げていた人がいて、じっくり見学したいな・・と思っていた建物。確かに、レンガ造りの洋館で素敵な外観。

中央公会堂の地下は展示室になっていて、公会堂の歴史が学べた。

●まとめ

長男は大阪を散策し、駅ごとに文化や風景がガラリと変わることに、驚いたようだった。「大阪は人口が多いエリアなので、色んな人のニーズに合わせたエリア分けが成り立つんだろうな・・」と考察していた。普段からいろんな問いをたて、すぐに調べるのではなく、あれこれ仮説を考えるのを楽しむタイプなので、散策中も次々に疑問が浮かび自分なりの答えを考えるのが楽しそうだった。


私としては、長男がまだ親と散策してくれる間に、ゆっくり話しながら散策できてよかった。サッカー欧州リーグの話など、わからない話題も多かったけれど、また、家族でサッカー観戦するなど、一緒に暮らす期間を楽しみたい。

インドア派次男のお出かけによる関心を広げる作戦~舞鶴・輪中・岐阜かがみがはら航空宇宙博物館編~

子育てをする中で、子供をよく観察して子供の興味を広げるサポートをすることを心がけている。

この考えはユダヤ式「天才」教育のレシピという本の中で、著者が水族館に行ったエピソードが印象的だったから。

著者の両親は生まれて初めての水族館に興奮している様子をそっと観察し、翌日には魚の本を買ってくれたそう。
長男が生まれた時にこの本を読んで以来、自分も子供の興味に寄り添える親になりたいな・・と思っている。

 

とはいえ、インドア派で放っておくと1日中YouTubeやゲームを続けてしまう次男。
YouTubeからも多くを学んでいることは頭ではわかるけれど、やはり実体験もして欲しい。そんな次男と私のお出かけ攻防戦の記録。

●子供の興味が偶然広がる時

旅行やお出かけは子供の興味が広がる事が多いな・・と思う。夏休みに舞鶴に旅行に行った時に、遊覧船に乗った。

遊覧船は元自衛隊の方が船長や解説をつとめてくれ、舞鶴港に泊まっている自衛隊の船を近くで見ることができる。

ステルス艦も間近で見ることができ、船体だけでなく大砲まで凹凸がないように作られていることもよくわかる。

次男も船が間近で見られたことや、遊覧船の船長さんとのトークが印象に残ったらしい。
元自衛官の方のトークは私も印象に残っていて、自衛隊の業務で南極に行かれた話や、現役退役後は船長さんと案内役の方ともに、舞鶴の海上自衛隊で教鞭をとられた話、お二人が乗っていた軍艦の説明など、興味深く聞くことができた。

案内役の方が南極からもってこられた石。船に展示されていて触ることができる!!

次男の学校の宿題の絵日記や俳句にも、舞鶴の遊覧船をお題にしていた。

 

●興味のあることを深堀りするお出かけ

子供のリクエストにあわせて、家族のお出かけ先を調整することもある。
小5次男が輪中について習ったらしく、「輪中が見たい」と言うので、夏休み夫の実家に行く途中で輪中に寄って行った。

私自身も輪中の中に入るのは初めてだったけれど、発見がたくさんだった。

まず、揖斐川の堤防から5分くらい歩くとすぐに長良川に出る!!ホントに幅の狭い範囲を大きな川で囲まれていることがわかる。

国営木曽三川公園の場所(google マップより)

堤防の上から見る揖斐川

5分歩くと長良川

2つの川と輪中の間はどちらも高い堤防で覆われて、この堤防を乗り越えて洪水が起こるのか・・と思うと、大きな川の威力を感じる。

長良川の堤防

2つの川の間にある木曽三川公園は、昔の輪中の暮らしが展示してある。
民家は道よりも高いところに作られているし、軒先には船が吊るされていて洪水の時に逃げる事ができるように備えられている。

軒先に船が吊るされてる!!

家屋の中も洪水対策の工夫がされていて、洪水が起きた時は北から南に水を流せるように、南北は板戸ではなく取り外しやすい障子にしているそう。洪水が起きる前提で家屋へのダメージを最小限におさえる工夫がしてあって、すごい!!

そして、子供の頃実家でもよく使っていた蚊帳が、展示されていて懐かしかった。

当時の価値観が出ていて面白かったのは、仏壇を2階に引き上げる工夫がしてあること。今なら仏壇よりも財産やPC・スマホを守るんじゃないかな。

仏壇をロープで引っ張り2階に引き上げる様子を説明した模型

次男も長男も興味深そうに展示を見ていたし、実際に歩いてみると2つの川の近さや輪中の暮らしがわかり、行ってよかったお出かけだった。

河川敷で楽しむ兄弟

輪中の中の田園風景

●親の仮説が外れるケース

一方で親がよかれと思って連れて行っても、全然子供に刺さらないケースもある。

海上自衛隊が面白かったのなら、航空自衛隊の航空機も興味を持つのでは?と思い、岐阜かがみがはら航空宇宙博物館に連れて行ってみた。
また、YouTubeで宇宙の成り立ちに関する動画を見ている時もあり、宇宙展示にも興味を持つんじゃないかな・・という期待もあった。

 

私的にはゼロ戦を初め日本の航空機の歴史や、原寸大のロケットや国際宇宙ステーションの展示があり非常に面白かった。

一方、次男は行く前から乗り気ではなく・・・、とはいえ、行ったら行ったで楽しむことも多いので無理やり説得して連れて行ってみた。

結果、「はよ帰ろ、マザーが見るの遅すぎんねん!!」とひたすら背中越しに文句を言い続けられる結果となった。。。

今度は自分ひとりでゆっくり見学したい。。

数多くの国産航空機の展示

原寸大 ロケット

●まとめ

子供の興味は思わぬところから広がるし、興味を深めるサポートはしていきたい。

時に親のサポートが子供に刺さらない事もあるけれど、それは今の我が子を理解するきっかけの1つ。

とはいえ、せっかくのお出かけは自分の興味も満たしたいので、自分の興味と子供達の興味を重ねられるお出かけ先をこれからも探していきたい。