考えるのが好きな子の育て方
新小6の長男は、何かを考えるのが好きだ。
学校の自主学習の宿題も、自分で問をたてて自分で調べている。
例えば、日本よりも他の国の方が、幸福度が高いのはなぜか?という問をたてて、経済の成長率と幸福度が関係あるのではないか?と、仮説をたてて各国のGDPの伸びを調べていた。
塾の先生が、どうやって育てたら、考えるのが好きで、探求心が高い子に育ったのか聞いてくれたので、ふり返ってみた。
基本的には、子供が興味がある事に、親が付き合うスタンスで育てた。今から振り返ると、どんどん自分の好きな事に打ち込めたのが、良かったのかも!
具体的には、下記のとおり。
2〜3才 なぜなぜ期 目に入るもの全てに、なんで?なんで?と、聞いてきた。
散歩していて電柱を見ると、「電柱なんで?」「電気を通すよ」「電気なんで?」「明かりをつけたり、テレビをつけるのに使うよ」みたいな、やり取りが1日続いてた。
時々、「なんでやと思う?」と聞いてみて、子供が答えた事に「面白い考え方できたね~」と、褒めるようにしていた。
子供に仮説を立てさせる取り組みは、今も続けている。正解は調べたらわかるけれど、自分で考える力は考えないと身につかないから。
4〜6才 乗り物が大好きだったので、トミカを集めたり、車の図鑑を見たり、働く車のユーチューブを見たり。
お出かけ先も、消防車の出初め式に行ったり、鉄道博物館に行ったり、ゴミ處理場に行ったり、、と、子供の興味にあわせていた。
保育園でも乗り物分野は、詳しい子として一目おいてもらってたらしい。
7才〜8才 忍者やお城、戦後時代に興味が移った。戦国大名の自伝マンガをたくさん買ったり、旅行のついでに色んなお城にお出かけした。
9才〜学習の宿題で、毎週自主学習の課題が出るようになり、本人のやりたい事を、親がサポートするスタンスで取り組んだ。
大阪城を調べたいから大阪城に行く、箕面の滝を調べたいから滝に行く、おでん作ってみたいから一緒に作る など。
この頃から、グループで話し合いながら、答えを見つけるスタイルの塾に行き始めた。
入塾の説明で、先生が「暗記だけの勉強では、この後太刀打ちできないと言われていますが、理由がわかりますか?」と私に聞かれた時に、私が答えるより先に、答えていた。
答え方は拙いけれど、問いに対して理由を考えるのが好きだったんだと思う。
4年〜6年までが同じチームで考える塾のスタイルも、本人にあっていたようだった。
塾に行くまでは、知っている知識をひたすら話す事が多かったけれど、だんだん、人が聞いてわかりやすく話せるようになってきた。
10才くらい〜 小さい頃から朝ごはんを食べながら、NHKニュースを見ていたけれど、この頃から、内容がよく理解できるようになってきた。「このやり方おかしいやん!」と、憤る時も多いので、「じゃあ、どうしたらいいと思う?」と、自分なりの考えを問うようにした。その結果、「こうしたらええんちゃうの」というように、自分なりの案を考えられるようになってきた。
この頃から将棋にはまりだす。
11才現在 将棋の藤井さんの影響で、百田尚樹さんの本を読んだり、私の聞いてるちきりんさんのVoicyの影響で、ちきりんさんの本を読んだり。読む本の幅が広がってきた。
という訳で、特別何かをした訳ではないけれど、子供の興味にあわせて、関連する情報を与えたり、現地に連れて行ったりすると、知る事が楽しいと思えるようになったんじゃないだろうか。
また、仮説を立てるような促す事で、自分なりに考える習慣がついた気がする。
別に、すごく偏差値の高い子に育っているわけではないけれど、自分なりの考えを持って人生を歩んでいってくれればいいなと思う。